取引所

販売所の手数料(スプレッド)を比較してみた

こんにちは、ぼあです。

この記事では販売所の手数料を比較してみましたので解説します。

販売所は手数料が高いって聞いたんだけどどのくらいなの?

ぼあ

スプレッド(販売所の手数料)のことだね。

暗号資産交換業者によってスプレッドは高いところや安いところがあるよ。

この記事でわかること

・販売所の手数料(スプレッド)について

・スプレッドの比較について

この記事の内容は2023年3月に書いた時点のものです。
今後変更される場合があります。

販売所の手数料(スプレッド)について

販売所では交換業者を相手にして暗号資産の売り買いができます。

bitFlyer、GMOコイン、DMM Bitcoin、SBI VC トレード、Coincheck…などと直接暗号資産を売ったり買ったりするというわけです。

引用元:bitFlyer
引用元:GMOコイン
引用元:DMM Bitcoin
引用元:SBI VC トレード
引用元:Coincheck

販売所ではとても簡単に暗号資産を買うことができます。
買いたい数量を入力して「購入」ボタンを押すだけです。

取引所のような「板」もなく、成行や指値といった注文方法もないので、シンプルで使いやすいですね。

ただその分だけ手数料が高いのです。

なぜ手数料が高いかを説明します。

まず、取引所では利用者同士が取引をします。
安く買いたい人と高く売りたい人の両方がいるので買値と売値の価格差は小さくなっていきます。

引用元:GMOコイン

一方の販売所は交換業者と利用者が取引します。
当然ですが交換業者としては安く買って高く売りたいので、買値と売値の価格差は大きくなります。
もし価格の差を小さくしてしまうと、交換業者側が安く売って高く買うことになるため、交換業者からすると利益が少なくなってしまいます。

この買値と売値の価格差のことを「スプレッド」といいます。
このスプレッドが実質的に販売所の手数料となっています。

引用元:GMOコイン

結果的に取引所の方が買値と売値の価格差が小さいので、販売所で買うよりも安く買って、高く売ることができます。
これのため、販売所の手数料は高いと言われているのです。

ただし、手数料が高いからといって販売所を全く使うことがないかというとそうでもありません。

交換業者の暗号資産の積立サービスを利用する場合には、販売所で暗号資産を購入することになります。
積立サービスについてはこちらの記事で解説しています。

暗号資産取引所のサービスを徹底解説 こんにちは、ぼあです。 暗号資産の取引所はたくさんありますが、暗号資産の取引、販売、積立など、暗号資産取引所によって様々なサービ...

積立はとてもおススメの投資方法で私も利用しています。

私自身、手数料が安いことを理由に取引所で積立投資のように定期的に購入をしています。
やってみればわかるのですが、一回ごとに取引所で注文して購入することを続けていくのは意外と面倒くさいのです。
忙しくて注文するのを忘れてしまったりすると、積立を続けること自体にストレスを感じたりもします。

手間暇かかる時間を省いたり、メンタルが安定していることは大事なことです。

積立サービスは設定さえしておけば後は自動で定期的に購入してくれます。
とても便利に使えるサービスですのでおススメですよ。

そのために、スプレッドがどのくらいかを知っていて損はないでしょう。

スプレッドの比較について

スプレッドは売値と買値の価格差です。

国内の交換業者のスプレッドについて下の表で比較してみました。

ビットコイン(BTC)
販売所スプレッド(価格差)スプレッド÷買値積立サービス
bitFlyer192,597円5.82%あり
Coincheck193,703円5.86%あり
GMOコイン160,513円4.88%あり
DMM Bitcoin68,823円2.12%なし
LINE BITMAX89,102円2.74%なし
SBI VC トレード155,117円4.73%あり
bitbank160,915円4.88%なし
BITPOINT190,342円5.76%なし
Huobi Japan176,096円5.33%なし
2022年2月12日~2022年3月3日の同時間帯で調査した平均値
イーサリアム(ETH)
販売所スプレッド(価格差)スプレッド÷買値積立サービス
bitFlyer15,527円6.76%あり
Coincheck15,883円6.91%あり
GMOコイン11,119円4.89%あり
DMM Bitcoin6,218円2.77%なし
LINE BITMAX12,645円5.55%なし
SBI VC トレード10,425円4.60%あり
bitbank11,163円4.90%なし
BITPOINT16,262円7.07%なし
Huobi Japan26,287円11.16%なし
2022年2月12日~2022年3月3日の同時間帯で調査した平均値

DMM Bitcoinはスプレッドがかなり小さいね!

ぼあ

DMM Bitcoinは「BitMatch注文」という他と違う注文方法だからなんだよ。

DMM Bitcoinには取引所がありません。
代わりにBitMatch注文という独自の注文方法の販売所となっています。

BitMatch注文は販売所と取引所の注文方法がハイブリットされたものです。
イメージとしては販売所と取引所の中間くらいの手数料で売買できる販売所という感じです。

メリットは他の交換業者の販売所に比べてかなりスプレッドが小さいこと。
逆にデメリットはスプレッドは小さいが取引所と比べると高いこと、最小注文数量が他に比べて多いので少額の注文できないことです。
(最小注文数量)ビットコイン:0.01BTC、イーサリアム:0.1ETH

暗号資産の積立をしようと思ったら、SBI VC トレードとGMOコインがいいかなー。

ぼあ

出金時の手数料や積立以外のサービス、セキュリティなど、選ぶ基準はいろいろあるので自分に合う交換業者を選ぶといいよ。

ぼあ

使いやすく送金の制限も少ないため、私は「GMOコイン」をおススメします!

まとめ

今回の記事で解説したこと

・販売所の手数料(スプレッド)について

・スプレッドの比較について

販売所の手数料(スプレッド)について

スプレッドは買値と売値の価格差のことです。

販売所はスプレッドが大きいため手数料が高く、取引所に比べて割高になります。

スプレッドの比較について

販売所のスプレッドが小さい(手数料が安い)交換業者は「DMM Bitcoin」がダントツです。

暗号資産の積立サービスができてスプレッドが小さい交換業者は「SBI VC トレード」「GMOコイン」です。

インターネットが普及したように、暗号資産の技術もこれから世界中で普及し、将来は誰もが当たり前に使う身近なものになると期待されています。

日本では約30年前に商用インターネットが始まったそうで、今のように当たり前に使われる未来を当時から想像していた人はほとんどいないでしょう。

暗号資産は使う人が増えるほど価値は高まります。

10年前からビットコインを毎月500円積み立てていた場合、2023年2月時点で2,000万円以上になっていたというシミュレーションがあります。

毎月500円を10年間積み立てても元本は6万円です。

未来のことは誰もわかりませんが、毎月500円玉貯金をするよりも、暗号資産を毎月500円積み立てた方が将来が楽しみになりませんか?

それでは、また次回の記事で!